マニュアル › AI 連携

AI 連携(ChatGPT・Claude)の設定と、問い合わせの回答の下書き案(画面つきマニュアル)

対象: Apps AI を使うメーカーの担当者。自社で契約した ChatGPT(OpenAI)か Claude(Anthropic)の API キーを Apps AI に入れ、代理店・導入先からの問い合わせに AI が回答の下書き案を作るまでを、画面の順に説明します。所要 20〜30 分。2026-10-17 版。

0. はじめに(できること・費用の考え方・用意するもの) ↑ 目次

代理店や導入先から問い合わせが届くと、AI が回答の下書き案を作ります。担当者は「はい/いいえ/自分で書く」で確かめ、相手に届くのは担当者が確かめた文だけです。AI が勝手に返信することはありません。

AI はメーカーが自分で契約した ChatGPT(OpenAI)か Claude(Anthropic)を使います。API の利用料は提供元から、API キーが属する組織・プロジェクトの支払い先に請求されます。Apps は利用料を受け取りません。鍵は暗号にして保存し、画面に出るのは末尾 4 文字だけ、操作履歴に鍵は記録しません(下書き案を作るときと接続を確かめるときに、サーバーが復号して提供元を呼びます)。

ChatGPT Plus/Pro や Claude Pro/Max(会話アプリの月額)には API の利用は含まれません。API は別に、前払いの残高(クレジット)を入れるか、請求先を登録します。前払い方式で残高が 0 のままだと、下書き案は作れず型文になります(画面に出る理由の文は提供元と操作によって異なります。OpenAI の例: 「提供元の利用の上限に当たりました」)。

用意するもの

手順どこで目安
1 か 2 API キーを作る(ChatGPT か Claude のどちらか)提供元の管理画面10 分
3 Apps AI に貼る・モデルを選ぶApps AI「AI 連携」3 分
4〜5 AI の資料を入れて、AI の答えを試すApps AI「AI 連携」10 分
6〜7 問い合わせの流れ・費用の目安と上限Apps AI「問い合わせ」・提供元5 分
11 問い合わせから返信までを通して試す(社内の確認・デモ)Apps AI「問い合わせ」(メーカーと導入先の両方の面)5 分

1. ChatGPT(OpenAI)の API キーを作る ↑ 目次

  1. https://platform.openai.com/ にログインする(ChatGPT と同じメールアドレスで入れる。無ければ「Sign up」で作る。会社のメールで)。
  2. 残高を入れる: Settings › Billing( https://platform.openai.com/settings/organization/billing/ )→ 支払い方法を登録(Add payment details)→ 前払いの残高を足す(Add to credit balance。まず 10〜20 ドル程度。使った分だけ減る)。図A。
  3. 専用のプロジェクトを作る(できれば): Settings › Projects → 新しいプロジェクト(Create)→ 名前「Apps AI」。請求の内訳と鍵の失効をこの用途だけで分けられる。
  4. 月の上限を付ける(必ず。通知を設定しただけでは API は止まらない): 専用のプロジェクトを作ったときは、プロジェクトの Settings › Limits(図A-3)の「Set spend limit」→ Monthly spend limit に金額(Apps AI 専用の始めの目安は 10〜20 ドル程度。足りなければ同じ窓で上げる)→「Enforce a hard limit」のスイッチを ON →「Save」。組織全体の上限は Settings › Limits(組織・ https://platform.openai.com/settings/organization/limits ・図A-2)の「Edit spend limit」で同じ順に入れる。組織の上限は同じ組織の全部のプロジェクトに効くので、ほかの用途でも API を使っているときは、その分も含めた額を管理者が決める。保存したら設定を開き直して、金額と「Enforce a hard limit」が ON のままかを見る(見出し横の赤い「Limit not enforced」は、まだ強制していない印)。同じ画面の Spend alerts で「Add alert」を押し、上限の半分あたりにも通知を足す(通知はメールで届く)。上限に当たると API の呼び出しが止まり(反映に少し遅れがあり、多少超えることがある)、Apps AI では下書き案が型文になるだけで、問い合わせの受付は止まらない。
  5. API キーを作る: https://platform.openai.com/api-keys →「Create new secret key」→ Name「Apps AI」・Project は作ったもの・Permissions は「All」でよい(絞るなら「Restricted」で、モデルの一覧の取得と Responses API での文章の生成を許可する。選択肢の名前は実画面で確かめる)→「Create secret key」→ 出た文字(sk-proj-… )をその場でコピーして手順 3 へ(閉じると二度と見られない。メール・チャット・メモに書かない)。図B。
図A(画面の説明): OpenAI の管理画面の Settings › Billing( https://platform.openai.com/settings/organization/billing/ )。支払い方法を登録(Add payment details)し、前払いの残高(クレジット)を足す(Add to credit balance)。前払い方式では、残高が 0 だと API は動かない(Apps AI では「提供元の利用の上限に当たりました」になり、下書き案は型文になる)。ボタンの名前は変わることがある。
図B(画面の説明): https://platform.openai.com/api-keys →「Create new secret key」→ Name「Apps AI」・Project(専用のプロジェクトがあればそれ)・Permissions は「All」でよい(絞るなら「Restricted」で、モデルの一覧の取得と Responses API での文章の生成を許可する。選択肢の名前は実画面で確かめる)→「Create secret key」→ 出た文字(sk-proj-… または sk-…)をその場でコピー。閉じると二度と見られない。
図A-2 OpenAI の Settings › Limits(組織)。「Edit spend limit」で開く窓(設定前の例: スイッチは OFF・金額は例): Monthly spend limit に金額 →「Enforce a hard limit」のスイッチを ON →「Save」。見出し横の「Limit not enforced」は、まだ強制していない印。下の Spend alerts は通知の金額で「Add alert」で足す(2026-10-17 の実画面)
図A-2 OpenAI の Settings › Limits(組織)。「Edit spend limit」で開く窓(設定前の例: スイッチは OFF・金額は例): Monthly spend limit に金額 →「Enforce a hard limit」のスイッチを ON →「Save」。見出し横の「Limit not enforced」は、まだ強制していない印。下の Spend alerts は通知の金額で「Add alert」で足す(2026-10-17 の実画面)
図A-3 プロジェクトの Settings › Limits(設定前)。「Set spend limit」で図A-2 と同じ窓が開く: 金額 →「Enforce a hard limit」を ON →「Save」。下の「Allow or block models」で、このプロジェクトで使えるモデルを限ることもできる(任意)
図A-3 プロジェクトの Settings › Limits(設定前)。「Set spend limit」で図A-2 と同じ窓が開く: 金額 →「Enforce a hard limit」を ON →「Save」。下の「Allow or block models」で、このプロジェクトで使えるモデルを限ることもできる(任意)
OpenAI の画面の名前は英語です。上限の画面(Settings › Limits)は 2026-10-17 にログイン後の実画面で確かめました(図A-2・図A-3)。残高と API キーの画面の手順は 2026-10-04 時点の公式の案内(developers.openai.com)で確かめたもので、実画面では確かめていません。違っていたら画面の案内に従ってください。画面の配置とボタンの名前は変わることがあります。

2. Claude(Anthropic)の API キーを作る ↑ 目次

  1. Claude Console https://platform.claude.com/ にログインする(旧 console.anthropic.com は同じ画面に転送される。Claude.ai と同じメールアドレスで入れる。無ければ作る。会社のメールで)。
  2. 残高を入れる: Settings › Billing( https://platform.claude.com/settings/billing )→「Buy credits」で前払いのクレジットを購入する(まず 10〜20 ドル程度。Admin か Billing の役割が要る)。図C。
  3. 専用のワークスペースを作る(できれば。組織の Admin が操作): Settings › Workspaces →「Add Workspace」→ 名前「Apps AI」→「Create」。月の上限は、そのワークスペースの詳細の Limits タブ →「Change Limit」(既定のワークスペースには付けられない。通知は同じ画面の「Add notification」)。組織全体の上限は Settings › Billing の Spend limits →「Adjust limit」(未設定なら「Set limit」)。自分で付けた上限に当たると、Apps AI では「提供元が受け付けませんでした」の表示になることがある。
  4. API キーを作る: Settings › Workspaces → 作ったワークスペースの詳細 → API Keys タブ →「Create Key」→ 名前「Apps AI」→「Create Key」→ 出た文字(sk-ant-… )をその場でコピーして手順 3 へ(閉じると二度と見られない。ワークスペースを作らないときは Settings › API Keys https://platform.claude.com/settings/keys から同じ操作)。図D。
図C(画面の説明): Claude Console( https://platform.claude.com/settings/billing ・旧 console.anthropic.com は同じ画面に転送される)の Settings › Billing →「Buy credits」で前払いのクレジットを購入する(Admin か Billing の役割が要る)。残高が減ったら自動で足す Auto-reload も同じ画面。Claude.ai の Pro/Max(会話アプリの月額)とは別の支払い。
図D(画面の説明): 対象のワークスペースの詳細 › API Keys タブ(ワークスペースを作らないときは Settings › API Keys https://platform.claude.com/settings/keys )→「Create Key」→ 名前「Apps AI」→「Create Key」→ 出た文字(sk-ant-…)をその場でコピー。閉じると二度と見られない。
ChatGPT と Claude の両方を入れることもできます。下書き案に使うのはどちらか 1 つで、「AI 連携」の「下書き案に使う AI」で切り替えます。ここに書いた手順と画面の名前は 2026-10-04 時点の公式の案内(support.claude.com・platform.claude.com/docs)で確かめたもので、ログイン後の実画面では確かめていません。違っていたら画面の案内に従ってください。

3. Apps AI「AI 連携」に貼る・モデルを選ぶ ↑ 目次

図1 メーカー管理画面 › 左メニュー「ツール連携」›「AI の設定を開く」=「AI 連携」の面(入口)。札と一言と「開く」の 4 枚だけ: AI の登録(最初は「AI は未設定」)・AI の資料・AI の答えを試す・AI の利用量(2026-10-15 から。それまでは 1 面に全部あった)
図1 メーカー管理画面 › 左メニュー「ツール連携」›「AI の設定を開く」=「AI 連携」の面(入口)。札と一言と「開く」の 4 枚だけ: AI の登録(最初は「AI は未設定」)・AI の資料・AI の答えを試す・AI の利用量(2026-10-15 から。それまでは 1 面に全部あった)
  1. https://app.apps-ai.com/login →「Apps アカウントでログイン」→ 左メニュー「ツール連携」›「AI の設定を開く」を押す(図1)→「AI の登録を開く」→「API キーを入れる」の ChatGPT(か Claude)の「開く」を押す(図2)。
  2. ChatGPT か Claude の枠の「API キー」欄に、コピーした鍵を貼る(図2)→「接続を確かめて保存」。
  3. 札が「設定済み」になり、末尾 4 文字と「最後に確かめた日時」、提供元から取ったモデルの一覧が出る(図3)。「接続できた」はモデルの一覧が取れたことで、残高や文章を作る権限の確認ではない(文章を作れるかは手順 5 の「AI の答えを試す」で確かめる。残高の額は提供元の Billing で見る)。
  4. モデル: 一覧に安くて速いモデル(ChatGPT は gpt-6-luna・Claude は claude-sonnet-5)があれば、最初はそれが選ばれている(前に選んだモデルがあればそのまま。無ければ 安い候補 → 標準のモデル の順に自動で選ぶので、選ばれたモデルと料金を見る。最上位しか無いときは空のままで、選ぶまで下書き案は型文)。モデルによって料金が大きく違う(7 節)。
  5. 「いまの設定」が「ChatGPT を使う」(または「Claude を使う」)になっていることを見る。「使わない」にすると、変えたあとに受け付けた問い合わせの下書き案は型文になる(既にある案と作成中の処理はそのまま。鍵を入れ直すと、ほかに使う AI が無ければその AI を使う設定に戻る)。変えたあとは「いまの設定」の札を見る。
図2 入口の「AI の登録を開く」→「API キーを入れる」の ChatGPT の「開く」で開く面。「API キー」欄に貼る(例・貼った文字は伏せ字で出る)→「接続を確かめて保存」
図2 入口の「AI の登録を開く」→「API キーを入れる」の ChatGPT の「開く」で開く面。「API キー」欄に貼る(例・貼った文字は伏せ字で出る)→「接続を確かめて保存」
図3 保存後の ChatGPT の面: 「設定済み」(末尾 4 文字だけ表示)・モデルの一覧から選ぶ。画面の「料金が数十倍」の文は比較するモデルで倍率が変わる(7 節の料金表)
図3 保存後の ChatGPT の面: 「設定済み」(末尾 4 文字だけ表示)・モデルの一覧から選ぶ。画面の「料金が数十倍」の文は比較するモデルで倍率が変わる(7 節の料金表)
図3b 「AI の登録」の面に戻ると: いまの設定は「ChatGPT を使う」・ChatGPT の行が「設定済み」。「下書き案に使う AI」で切り替えられる。利用量は入口の「AI の利用量」(直近 24 時間の数)
図3b 「AI の登録」の面に戻ると: いまの設定は「ChatGPT を使う」・ChatGPT の行が「設定済み」。「下書き案に使う AI」で切り替えられる。利用量は入口の「AI の利用量」(直近 24 時間の数)

4. AI の資料を入れる(AI の根拠) ↑ 目次

図4 「AI の資料」の面(入口の「AI の資料」の「開く」)。1 件ごとに題名と字数。鉛筆で直す・ゴミ箱で消す・「資料を足す」で増やす(資料の中身は説明用の架空の例)
図4 「AI の資料」の面(入口の「AI の資料」の「開く」)。1 件ごとに題名と字数。鉛筆で直す・ゴミ箱で消す・「資料を足す」で増やす(資料の中身は説明用の架空の例)
  1. 入口「AI 連携」の「AI の資料を開く」(図4)→「資料を足す」→ 題名と本文を入れて「保存」(図5・一覧に戻る)。.txt/.md のファイルからも読み込める(PDF・Word は文章にして貼る)。
  2. 1 つの資料に 1 つの話題(例: 講習と認定の決まり/保証と修理/返品/注文と納期)。AI に答えさせない範囲(人が確かめること)も書いておくと、下書き案がそこを避ける。
  3. 限度: 1 つ 60,000 字・合計 200,000 字・20 件。
図5 「資料を足す」の面(1 件 1 面。題名・本文。.txt/.md のファイルからも読み込める)→「保存」で一覧に戻る。中身は説明用の架空の例
図5 「資料を足す」の面(1 件 1 面。題名・本文。.txt/.md のファイルからも読み込める)→「保存」で一覧に戻る。中身は説明用の架空の例
AI の案は、画面に出す前に機械が形を確かめます: AI の資料と問い合わせの文に無い数字・約束の言葉(返金・延長など)・URL・使わない言葉が入った案は、直す点を添えて(時間に余裕があれば)最大 1 回作り直させ、それでも合わなければ型文にします。これは語句と数字の照合で、意味や約束の正しさは保証しません(必ず人が資料と照らして確かめる)。よく聞かれる数字(日程・料金・期限)は、承認済みの正しい内容を資料に書いておくと、下書き案に使えます。資料に個人情報は入れないでください。図の資料・日程・返品の条件・AI の答えは説明用の架空の例で、貴社の決まりではありません。

5. AI の答えを試す ↑ 目次

図6 入口の「AI の答えを試す」の「試す」で開く面: 問い合わせの文を入れて「AI の下書き案を見る」→ 回答の下書き案・下書きの意図(問いの種類・資料の根拠・人が確かめること)・かかった時間。図は操作の見本(手元の検算用の AI の返事)で、本物の AI では文と時間が変わる
図6 入口の「AI の答えを試す」の「試す」で開く面: 問い合わせの文を入れて「AI の下書き案を見る」→ 回答の下書き案・下書きの意図(問いの種類・資料の根拠・人が確かめること)・かかった時間。図は操作の見本(手元の検算用の AI の返事)で、本物の AI では文と時間が変わる
  1. 入口の「AI の答えを試す」の「試す」を押し、「店からの問い合わせ(例)」に、よくある問いを入れて「AI の下書き案を見る」(図6)。
  2. 回答の下書き案と「下書きの意図」(問いの種類・資料の根拠・人が確かめること)、かかった時間が出る。Apps AI の問い合わせとしては保存されず、相手にも届かない(呼び出しの回数と利用量は記録する。提供元側の扱いは各社の方針による)。
  3. 型文が出たときは、その下の理由の 1 行を読んで切り分ける: 「提供元の利用の上限に当たった」「提供元が受け付けなかった」「提供元で失敗した」なら提供元の残高・月の上限・短時間の回数の上限(手順 1・2)、「API キーが通らなかった」なら鍵(9 節)、「時間内に返事が届かなかった」ならモデルと資料の量、「決まりに合わなかった」なら資料(手順 4)を見直す。

6. 問い合わせが来たときの流れ ↑ 目次

図10 代理店・導入先の側の「問い合わせ」(見本)。ここから送られ、返信もここに届く
図10 代理店・導入先の側の「問い合わせ」(見本)。ここから送られ、返信もここに届く
  1. 代理店・導入先がポータルの「問い合わせ」から送る(図10)。
  2. メーカー管理画面の「問い合わせ」に並ぶ。左メニューの数字はまだ返信していない件数(図7)。
  3. 1 件を開くと、問い合わせの文の下に AI の回答の下書き案と意図が出る(受け付けた直後に作り始め、ふつう数秒〜数十秒。時間内に届かなければ型文)。画面の下の「この案で返信しますか?」で はい(この文を送る)/いいえ(次の候補=受け付けた旨だけの文に切り替わる。送るにはあらためて「はい」。候補が無ければ自分で書く欄が開く)/自分で書く(図8・9)。下書き案が出たあと・返信の前で、AI を使う設定になっていれば「AI にもう一度作らせる」で、いまの設定と資料で作り直せる。次の候補でもう一度「いいえ」を押すと元の案に戻る。
  4. 送った文は相手の「問い合わせ」に届く。送った店の LINE が結ばれていれば、同じ文が LINE にも届く(「問い合わせを開く」のボタンつき)。相手には「下書き」は見えない。
  5. AI が未設定・失敗・時間切れ・決まりに合わない案のときは、型文(「お問い合わせありがとうございます。内容を確認して、担当からあらためてご連絡します。」)が入り、分かるときは理由が 1 行出る。問い合わせの受付は止まらない。
図7 メーカー管理画面 › 「問い合わせ」(見本の代理店「A代理店」)。左メニューの数字はまだ返信していない件数
図7 メーカー管理画面 › 「問い合わせ」(見本の代理店「A代理店」)。左メニューの数字はまだ返信していない件数
図8 問い合わせ 1 件の面(見本): 問い合わせの文 → AI の回答の下書き案と意図 → 下の帯「この案で返信しますか?」はい/いいえ/自分で書く。「AI にもう一度作らせる」もある
図8 問い合わせ 1 件の面(見本): 問い合わせの文 → AI の回答の下書き案と意図 → 下の帯「この案で返信しますか?」はい/いいえ/自分で書く。「AI にもう一度作らせる」もある
図9 同じ面(スマホ)。はい/いいえ/自分で書く は画面の下に固定
図9 同じ面(スマホ)。はい/いいえ/自分で書く は画面の下に固定
テスト用の導入先から送って返信が届くまでを通して確かめる手順(取引先に見せるデモも同じ)は 11 節。

7. 費用と上限(トークンと料金の目安) ↑ 目次

1 件の下書きで送るトークンの目安

トークンは文字より少し粗い単位で、日本語はおよそ 1 字 ≒ 0.6〜0.8 トークン(ChatGPT の数え方〔o200k〕で実測。Claude のモデル別の数え方は今回は未測定で、下の表では 1 字 ≒ 1 トークンと仮定している。文章とモデルによってはこれより多いこともある)。1 件の下書きで提供元に送るのは、決まりの文(毎回同じ・約 1,000 字 ≒ 650 トークン)+AI の資料の全部+問い合わせの文で、返ってくるのは 回答(400 字まで)+意図 3 つ(見本の JSON で 150〜300 トークン)。表では考える分を含めて 500/600 トークンと仮定していて、実際はこれを超えることがある。

AI の資料の合計入力トークン(ChatGPT)入力トークン(Claude・多め)出力トークン(ChatGPT/Claude)
合計 2,000 字2,3003,100500/600
合計 20,000 字15,80021,100500/600
合計 200,000 字(上限)150,800201,100500/600

1 件あたりの料金の目安(1 ドル 150 円・基本単価・再送なし・キャッシュなし)

モデル(入力/出力の単価)資料 2,000 字資料 20,000 字資料 200,000 字(上限)月 300 件(作り直し・試しを含めて 450 回・資料 20,000 字)
ChatGPT gpt-6-luna($0.10/$0.50)約 0.1 円約 0.3 円約 2.3 円約 120 円
ChatGPT gpt-6-sol($2/$10)約 1.4 円約 5.5 円約 46 円約 2,500 円
ChatGPT gpt-6-astra($10/$50)約 7.2 円約 27 円約 230 円約 12,000 円
Claude claude-haiku-4-5($1/$5)約 0.9 円約 3.6 円この仮定では枠(20 万トークン)を超える=資料を減らす約 1,600 円
Claude claude-sonnet-5($2/$10)約 1.8 円約 7.2 円約 61 円約 3,300 円
Claude claude-opus-5($5/$25)約 4.6 円約 18 円約 153 円約 8,100 円

例: 問い合わせ 100 字・AI の資料 合計 5,000 字・回答 200 字の下書き 1 件なら(出力は表と同じ仮定)、gpt-6-luna 約 0.1 円・gpt-6-sol 約 2.1 円・gpt-6-astra 約 11 円・claude-haiku-4-5 約 1.4 円・claude-sonnet-5 約 2.7 円・claude-opus-5 約 6.8 円。

この表は目安です。①トークンの数え方はモデルで違い、同じ文でも 2〜3 割ずれる ②決まりに合わない案の作り直し・提供元への再送があると 1 件で 2〜4 回呼ぶ ③考える分(reasoning)を出力に数えるモデルがある ④同じ資料を続けて送るとキャッシュが効いて入力が安くなることがある(提供元の仕組みによる。キャッシュを作るときは高い単価が付く)⑤為替で変わる。「AI 連携」の「いまの設定」の今月の利用量(入力・出力トークン)は目安で、キャッシュの分やモデルの違いを反映しない。実費と 1 件あたりの平均は、提供元の管理画面で対象の期間・モデルの利用明細と料金を見て出す。

8. 鍵の管理 ↑ 目次

9. 困ったとき ↑ 目次

画面の文・症状見るところ
「API キーが通りませんでした」貼り間違い・前後の空白・失効した鍵・権限不足。鍵と、鍵を作った利用者・プロジェクトの権限(モデルの一覧と文章の生成)を提供元で確かめ、権限の不足なら権限を直す。直らなければ鍵を作り直して貼る
「API キーの形が違います」空白や改行が混ざっている・短すぎる/長すぎる。鍵の文字だけをもう一度コピーして貼る
「提供元の利用の上限に当たりました」(型文の理由「提供元の利用の上限に当たった」)残高不足(OpenAI は「You have no credits remaining」=Billing で残高を足す/Anthropic は Buy credits)・提供元で設定した月の上限・短時間の回数やトークンの上限(少し待つ)のどれか。提供元の管理画面で確かめる
「提供元が受け付けませんでした」「提供元で失敗しました」「提供元につながりませんでした」(型文の理由「提供元が受け付けなかった」「提供元で失敗した」「提供元につながらなかった」)提供元の障害か一時的なもののほか、残高・支出の上限(Anthropic は上限に当たるとこの表示になることがある)・モデルの設定を確かめる。少し待って「AI の答えを試す」で確かめる
「この環境では、まだ API キーを保存できません」Apps 側の設定が無い。Apps に連絡
下書き案がいつも型文になる型文の下の理由の 1 行を見る。資料と問い合わせに無い数字・約束・URL を含む案は弾かれる → 承認済みの正しい内容を資料に入れる。AI が「使わない」になっていないか・直近 24 時間 300 回の上限に当たっていないか。「時間内に返事が届かなかった」が続くなら、速いモデルに替える・不要な資料を減らす
「安いモデルが一覧に無かった」「選んだモデルが見つかりません」モデルの欄で選び直す/「もう一度つなぐ」で一覧を取り直す
接続できたのに下書きが作れない「接続できた」はモデルの一覧が取れただけ。残高(手順 1・2)と鍵の権限(文章の生成)を見る。「もう一度つなぐ」は一覧を取り直すだけで下書きは作り直さない。直したあとは「AI の答えを試す」、既存の問い合わせは「AI にもう一度作らせる」

10. 個人情報と注意 ↑ 目次

11. 問い合わせから返信までを通して試す(社内の確認・デモのやり方) ↑ 目次

設定が済んだら、代理店・導入先の側から実際に問い合わせを送り、AI の下書き案 → 担当者の返信 → 相手の画面に届くまでを一巡させて確かめます。取引先に見せるデモも同じ手順です。所要 5 分。

用意するもの

手順

  1. スマホで、導入先に案内している導入先ポータルのログイン URL( https://app.apps-ai.com/〈メーカーの名前〉/salon/login 。〈メーカーの名前〉は会社名でなく、Apps AI が決めた URL の識別子)を開き、テスト店で入る → 左メニュー「問い合わせ」→「問い合わせる」の欄に、資料に答えがある問いを 1 つ書く(例: 「在庫があるとき、専用グルーの出荷と到着の目安を教えてください」。資料の言い方に沿った問いが安定する。「注文から何日で届くか」のように資料に無い数字への言い換えを誘う問いは、案が弾かれて型文になることがある。500 字まで)→「送る」。「送りました」と出て、「これまでの問い合わせ」に「メーカー待ち」の札で並ぶ(図10)。
  2. PC のメーカー管理画面 › 左メニュー「問い合わせ」に数字が付く(一覧は 15 秒ごと・左メニューの数字は 30 秒ごとに読み直す。すぐ見たいときは開き直す)→ 一覧の行を開く(図7)。
  3. 1 件の面に、問い合わせの文 → 札「AI が作成中」(開く前に終わっていれば出ない)→ 目安で数秒〜数十秒のうちに回答の下書き案と「下書きの意図」が出る(右上に、選んだ AI の名前とモデル。例「ChatGPT(gpt-6-luna)が作成」。図8)。待っている間も「待たずに自分で書く」で先に返信できる。
  4. 下書き案を読んで、「この案で返信しますか?」に答える。見せるときの順番は、いいえ(受け付けた旨だけの文に切り替わる)→ もう一度 いいえ(元の案に戻る)→ 自分で書く(案の文が欄に入って直せる)→「やめる」→ 最後に はい(この文を送る)。はい を先に押すと返信済みになり、同じ問い合わせでほかの操作は見せられない。 この順で、AI が勝手に送らないことが伝わる。
  5. スマホの導入先ポータル「問い合わせ」に「返信あり」の札と「事務局からの返信」が出る(開いている間は 15 秒ごとに読み直す。通信の状況で遅れることがあり、開き直しても出なければ少し待つ)。左メニューの数字は まだ見ていない返信の数で、問い合わせの面を開いたままだと見た印が付くので、数字は出ないことがある。相手の面に AI の下書き案と意図は出ない。店の LINE が結ばれていれば(LINE 連携)、返信した瞬間にその LINE へ「お問い合わせへの回答が届きました」と返信の文、「問い合わせを開く」のボタンが届く(代理店の問い合わせと、LINE を結んでいない店には届かない=ポータルの面だけ。送れなかったときは「LINE 連携」の面に理由が出る)。
  6. もう 1 件、資料に無い問い(例: 講習の資料が無いのに「来月の講習の日程は」)を送る。AI には、資料に無いことは「担当が確認して、あらためてご連絡します」と書くよう指示しているので、その形の案になるかを見る(違う案が出たら いいえ か 自分で書く。決まりに合わなければ型文)。資料に無いことは答えない、を見せる 1 件。

見せるときのコツ・あとかたづけ

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